入所の申し込みは、要介護認定を受けておられる方（要介護度１～５の方）であれば申し込むことができます。
　年齢による申し込みの制限はありません。将来心配だから早めに申し込むことができますかというお問い合わせも多く頂くのですが、あくまでも要介護認定を受けていることが条件となります。

　結論から言いますと、要介護度２及び１の方でも施設へ入所することは可能です。
　平成27年4月の介護保険制度の改正により、特別養護老人ホームへ入所できる方は原則要介護度３以上となりました。
　要介護度２及び１の方につきましては、施設へ「特例入所」の申し込みが必要です。
　特例入所とは、施設以外での生活が著しく困難であると認められる（特例入所の要件に該当する）場合は、介護保険者市区町村の適切な関与の下、施設ごとに設置している入所選考委員会を経て、特例的に入所を認められている制度です。
　特例入所の要件に該当するかについて、下記リンク先をご参考していただくか、当施設入所担当者までお問い合わせ下さい。
 
　参考　大阪市指定介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）等入所選考指針

　愛港園のみ１か所しか申し込むことができないということはありません。
　できる限り早く特別養護老人ホームに入所したいという方は、複数の施設に申し込むことをお勧めします。
　介護保険制度上は、住所地の施設だけではなく、全国どこの施設にでも申し込むことができることとなっています。 

　要介護度４の１割負担の方で、負担段階が３段階、多床室に入所されている場合はおおよそ以下の料金となります。

　介護保険利用者負担分「24,600円」＋居住費「11,470円」＋食費「20,150円」　＝　利用料合計 「57,220円」

　※要介護度や使用する居室、ご本人の収入に応じて利用料はかわります。
　上記の金額のほか、日常生活上の費用や、医療費が必要となります。
　特別養護老人ホームに入居する際、入居金等の費用は発生しません。
　ご利用料金について詳しくは『利用料金』をご覧下さい。

　要介護認定を受けておられる方（要介護１～５）であれば、胃ろうの手術をされた方でも申し込むことは可能です。
　しかし、特養ホームは病院ではありませんので、行える医療ケア（吸引や点滴等）には、限りがあります。
　現在は、夜間に医療体制がなくても、お世話させて頂くことが可能な方に入居して頂いている状況です。
　愛港園では、最近、このような相談が大変多くなっており、個別でご相談に応じております。

　申込み順で入所が決定している訳ではなく、要介護度や在宅サービスの利用率、介護者の有無等で必要性が点数化され、原則として、ホーム入所の優先度の高い方から入所していただいています。
　愛港園では、大阪市の調査票を元としながら、数十の自治体案と比較しながら愛港園独自の評価基準、愛港園入所選考調査票を作成しました。他施設に比べますと余分な記入になりますが、追加分につきましては出来るだけ簡単に記入できるようにしています。
　大阪市にある施設として、皆さまに申込みの混乱を避けるため、大阪市入所指針に準拠し、記入様式をそのまま採用しながら、愛港園独自の評価項目を追加し、大阪市の評価基準も採用した中で優先度の高い方から入所していただいています。